2月27日(土)は、毎年恒例の大阪でのコンサートでした。
いつものように、朝から主人の運転で、家族と母の5人で大阪へ向かいました。
そして、会場に着いたらすぐに約1時間のリハーサル。 リハーサルを終えてようやく一息ついたところで・・・。
突然母が、めまいを起こしてしまいました。
出先の大阪で勝手が分からないこと、開場時間までは主人たちと別行動していたこともあり、救急車を呼ぶことに(>_<)
救急隊員の方に事情を説明し、知人に付き添いを頼み、救急車を見送った時には開場時間がすぐそこまで迫っていました。
・・・ところで、今回演奏したモーツァルトのピアノソナタK.310は、モーツァルトにとっては数少ない短調のソナタで、モーツァルトのお母さんが亡くなった年に、その悲しみや絶望が書かれたと言われている曲です。
私にとってもこの曲は、色々な思いが去来する特別な曲なのですが、まさかこの曲を、母を乗せた救急車を見送った直後にステージで弾くことになるなんて・・・。
幸い母は大事には至らず、無事に岡山へ帰ることができましたが、この日ばかりはモーツァルトの心のざわめきを肌で感じた思いがしました。
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monosasi (火曜日, 15 3月 2016 15:01)
大阪のコンサート大変でしたね。
曲の意味を理解して演奏されているのは大変興味深いです。
これかも頑張ってくださいね。
pianissimo♪ (水曜日, 16 3月 2016 21:21)
monosasiさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私がこの曲を初めて弾いたのは小学生の時でした。
その時も、この曲が作られた背景は知っていましたが、当時はまだ母も若く、あまり実感としては理解できていなかったと思います。
年を重ねてからまた改めて弾いてみると、より思いが強くなりますね。
おかげさまで母はもう元気です(^^) ありがとうございました♪